こんにちは。
かいです。
今回は投資家向けに特化した「確定申告のやり方」を紹介します。

確定申告では住宅ローン控除申請や医療費控除申請など様々な申請がありますが、今回は尺の関係から投資家向けに特化し、割愛しました。
ご了承ください。
※この記事は約6分で読み終わります。
【この記事を読んだ方が良い人】
✅特定口座で株式投資をしている人
✅ふるさと納税をした人
確定申告とは
確定申告とは、「その年の1月1日から12月31日までの所得に対する税金などを計算し税務署に申告すること」です。
確定申告をすることで、追加で税金を納めたり、払いすぎた税金が還付されたりします。
サラリーマンなどは「年末調整」といって12月頃に会社が勝手に確定申告のようなものを行ってくれるので、確定申告は原則不要です。
反対に確定申告が必要な人は以下の通りです。
・自営業者やフリーランスなどの事業所得がある人
・不動産や株の売買などで所得を得た人
・年収2000万円以上のサラリーマンetc
確定申告の時に必要なもの
確定申告の時に必要なものは以下の通りです。
・確定申告書
・マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カード
・身分証明書(免許証など)
・印鑑〔認印〕etc
↑これはどの申告のときも必要な書類です。
それ以外に必要な書類に関しては、個別に紹介します。
確定申告書の提出方法
確定申告書の提出方法は、①窓口に直接提出・②郵送・③e-Taxによるネット提出の3種類があります。
【ネットで完結?!】e-Tax
昔は確定申告会場に出向いて確定申告したり、郵送で確定申告をするしかありませんでした。
しかし今はe-Taxというシステムで、ネットで確定申告ができます‼️
私も昨年e-Taxにて確定申告をしました😆

以上が確定申告書の提出方法でした。
次は確定申告をした方が良い人を紹介します。
確定申告をした方が良い人
確定申告をした方が良い人は以下の通りです。
・特定口座で株式投資をしている人
・ワンストップ特例制度を使わずに、ふるさと納税をした人etc
特定口座で株式投資をしている人
特定口座で株式投資をしている人が該当するであろう申告は、「外国税額控除」申告と「損益通算」です。
※ちなみに特定口座で投資をしている人は、証券会社が勝手に税金の計算をしてくれているので確定申告の義務はありません。
しかし、上記紹介の2つについては自分で税務署に申請しないと計算してくれないので、損をしてしまいます💦
外国税額控除
外国税額控除の申請方法は以前に記事で紹介したので、そちらをご覧ください😁
損益通算とは、赤字の所得を他の所得(黒字の所得)から差し引くことです。
損益通算をすると…?!
損益通算をすると、株式投資で生じた損失を3年間繰り越すことができます。
【例】2020年-100万円、2021年+50万円、2022年+40万円、2023年+50万円だった場合
損益通算をしないと2020年の所得は-100万円、2021年の所得は+50万円・・・といったように個別に計算されてしまい、より多くの税金を取られてしまいます。
しかし損益通算をすれば3年間をトータルで計算してくれるようになります。
【参考図】


【損益通算の際に必要な書類】
必要書類は以下の通りです。
あとは[確定申告の時に必要なもの]で紹介した書類です。
損益通算のやり方
特定口座年間取引報告書を見ながら「申告書B第一表」・「申告書B第二表」「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」・「確定申告書付表(上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除用)」を記入します。
※確定申告書は流れに沿って数字を入れたり、計算したりすれば簡単にまとまります‼️
確定申告書の紙でやるよりe-Taxでやった方が、勝手に計算してくれたり、エラーをお知らせしてくれたりするのでオススメです👍
【参考】



ワンストップ特例制度を使わずに、ふるさと納税をした人
ふるさと納税は寄附金控除に該当します‼️
そのため基本的には確定申告しないと控除を受けられません。
ワンストップ特例制度を使わない場合は、確定申告書の寄附金控除に寄付金額を記入して、寄付先から発行された寄附金受領書とともに提出します‼️

【参考】
まとめ
以上が「投資家向けの確定申告の方法」でした‼️
他にも医療費控除や住宅ローン控除など、様々な控除があるので、「自分が該当するかも?!」と思ったものはぜひ調べてみましょう‼️
最後になりますが、確定申告をすれば還付金がもらえる場合もあります。
ぜひ積極的に確定申告をしてみましょう👍
この記事を読んで、投資家の方々が「参考になった!」と思ってもらえたら幸いです☺️
お読みいただきありがとうございました😊
【関連記事】
【参考文献】
国税庁HP