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新生銀行のTOBについて

こんにちは。
かいです。

 

 

今回は「新生銀行のTOBについて」というテーマで執筆します‼️

 

 


TOBとは

TOBとは「株式公開買付」と呼ばれ、ある株式会社の株式の買付けを、「買付け期間・買取り株数・価格」を公告し、不特定多数の株主から株式市場外で株式等を買い集める制度のことです。

 

 

TOBについての詳しい説明は、こちらのブログで紹介しておりますのでご参照ください😊

 

【参考】

 

 

 

新生銀行のTOBについて

※SBIホールディングスがなぜTOBをしたのかという理由は複雑です。そのためこちらの章では、毎日新聞や朝日新聞のニュースより引用したもの一部改変して使用しております。

あらかじめご容赦ください。

 

 

【参考文献】

SBIが新生銀にTOB 1164億円を投じて連結子会社化目指す(毎日新聞) – Yahoo!ニュース  インターネット金融大手のSBIホールディングス(HD)は9日、新生銀行に対して株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発 news.yahoo.co.jp

新生銀行株がストップ高 SBIHDによるTOB開始、買い注文殺到(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース  ネット金融大手SBIホールディングス(HD)による新生銀行の株の公開買い付け(TOB)期間が10日始まり、東京株式市場で news.yahoo.co.jp

 

 

2021年9月9日夜、インターネット金融大手のSBIホールディングス(HD)が新生銀行に対して株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発表しました。

SBIホールディングスは既に新生銀株の20・32%を保有する筆頭株主で、今回のTOBで約1164億円を投じて出資比率を最大48%まで引き上げ、連結子会社化を目指すそうです😳

 

しかし新生銀行側は事前にこの件を聞いていなかったらしく、出方次第では敵対的TOBとなる可能性があります😅

 

 

現状の新生銀行側の回答は、下記の通りです。

「(TOBは)当行取締役会の賛同を得て実施されたものではない」
「(TOBに関する)当行の意見は、決定次第改めてお知らせする」

 

 

 

TOBの背景

SBIによると、2019年4月から市場で新生銀株の買い付けを始め、同年9月からは資本業務提携を断続的に打診したそうです。しかし新生銀は21年3月、SBIと競合するマネックス証券と包括的業務提携を締結。そのため、SBIは「提案が受け入れられなかった」と判断し、今回のTOBに踏み切りました‼️

また今回のTOBとは直接的に関係していませんが、新生銀行は1998年に経営破綻した日本長期信用銀行が前身で、未返済の公的資金約3500億円を抱えています。未返済金は普通株に転換されており、株価を上げて国側が売れば返済となります。国民負担を生じさせないためには株価「7500円」での売却が必要とされ、国側は今回のTOBには乗らないとみられています。

 

 

新生銀行の株価について

SBIホールディングスからTOBを提示された翌日の9月10日。

新生銀行の株に買い注文が殺到して、終値がストップ高の1740円(前日比+20.83%)を記録しました😳

 

【参考】

画像1

凄すぎる‼️

 

 

 

今後の流れ(予想)

今後の流れについてSBI側と新生銀行側で予想してみたいと思います。

 

 

SBI側

①マネックスグループと話し合いをする

「TOBの背景」のところで紹介した通り、新生銀行はマネックス証券と包括的業務提携を締結しています。

そんな競合であるマネックスグループと話し合いをして、新生銀行に対して資金提供をさせないようにお願いすると思います。

 

 

②国に相談して、新生銀行側に圧力をかける

「TOBの背景」のところで、新生銀行は国から公的資金を提供されていることを紹介しました。

 

SBIホールディングスはそのことを利用し、国に「新生銀行はウチと資本提携しないと国の保有株は一生元本割れで、国民の大事な税金で補填しないといけなくなる!」と唆し、国から新生銀行側に「SBIホールディングスに売りなさい!」と言わせ、圧力をかけるのではと考えています。

この手を使えば、仮にマネックスグループの資本提供があっても新生銀行側はそれを辞退してSBIホールディングスの傘下に入る可能性が高まります‼️

 

 

 

新生銀行側

①ホワイトナイト戦略

マネックスグループ株式会社から資金提供をしてもらうことで買収を阻止する。

そうなった場合、マネックスはいわゆる「ホワイトナイト」となります‼️

 

 

【参考】

わかりやすい用語集 解説:ホワイトナイト(白馬の騎士)(ほわいとないと(はくばのきし))www.smd-am.co.jp

 

②SBIホールディングスの提案に素直に従う

この場合、友好的TOBとなります。
そしてその結果、新生銀行はSBIホールディングスの子会社となります‼️

 

 

 

最後に

SBIホールディングスは最近立て続けに様々な金融機関と資本業務提携を結んで、金融サービス業界の雄となろうとしています‼️

例えば島根銀行・福島銀行・筑波銀行などの地銀に出資し、地銀連合を主導しようとしています。

 

【参考】SBI、筑波銀行と資本提携 「地銀連合」で相互出資 SBIホールディングスは13日、茨城県を地盤とする筑波銀行と資本業務提携する方針を固めた。IT(情報技術)に強みをもつSB www.nikkei.com

 

 

ITシステムを利用することで、店舗を持たないSBIだからこそ、固定費が浮きます。
そしてその浮いたお金を様々な企業に出資して、事業を拡大しています。

 

 

もし今回のTOBが上手くいったら、次はまだ提携していない地銀全てと資本業務提携を結び、[メガバンクvsSBIホールディングス]という構図を作るのではないでしょうか?!🤔

 

そうなったら金融業界に激震が走りそうですね‼️

 

 

金融業界はITパワーによって今後も目まぐるしく変わっていくと思いますので、ぜひ皆様も一緒に観察していきましょう😆

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