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格付けについて

こんにちは。
かいです。

今回は資産運用でよく見る格付けについて、解説したいと思います。


格付けとは

格付けとは、各格付け会社が独自の基準をもとに「この企業・団体ならこれくらい安心できますよ!」といった客観的評価を教えてくれるツールです。


投資家自身でももちろん投資先は調べると思いますが、格付け会社は投資家よりも専門的に企業・団体を調査します。


そのためより正確な「信用力」がわかります。


格付け会社について

ここでは有名な格付け会社を紹介します。

スタンダード&プアーズ(S&P)
ムーディーズ
フィッチ

【日本の有名格付会社】

日本格付研究所(JCR)
格付投資情報センター(R&I)



以上が有名な格付会社です。


格付記号について

ここでは格付記号の見方を紹介します。

格付記号は各格付会社によって相違があるので、気をつけましょう!

※なお今回は長期発行体格付記号ですので、短期発行体格付記号は末尾のリンクから、ご参照ください。


S&Pの場合

信用力が高い順から、

AAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC、CC、D

となっています。

またそれぞれの分類の中でも、より上位分類に近い企業・団体には記号の後に+が、より下位分類に近い企業・団体には記号の後に-の表示がなされます。

各記号の判断基準をわかりやすい言葉でまとめると以下の通りとなっています。

AAAは「完璧」、AAは「ほぼ完璧」、Aは「結構良い」、BBBは「信用力は十分あるが社会に大きな変化が起きた場合、気をつける」、BBは「基本的に信用力はあるが、今後社会に大きな変化が起きた場合、気をつける」、Bは「若干危険」、CCCは「ヤバイ」、CCは「結構ヤバイ」、Dは「もうダメ」




ムーディーズの場合

信用力の高い順から、

Aaa、Aa、A、Baa、Ba、B、Caa、Ca、C

となってます。

またムーディーズの場合はそれぞれの分類の中でも、3段階に分かれています。

それぞれの分類の中でも、より上位分類に近い場合から1.2.3とつけられます。

ムーディーズの表示例
Aa1、B3、Caa2…



ムーディーズの各記号の判断基準についてもわかりやすい言葉でまとめてみました!
以下の通りとなっていますので、ご参照ください。

Aaaは「完璧」、Aaは「ほぼ完璧」、Aは「結構良い」、Baaは「信用力は十分あるが社会に大きな変化が起きた場合、気をつける 」、Baは「基本的に信用力はあるが、今後社会に大きな変化が起きた場合、気をつける」 、Bは「若干危険」、Caaは「ヤバイ」、Caは「結構ヤバイ」、Cは「もうダメ」

その他の格付会社については、S&Pと同じ記号で表示されてます。


格付を参考にしている機関

格付を参考にして投資を行っている機関は、以下の通りです。

銀行・保険会社・証券会社・機関投資家

どの機関もそうですが他人のお金を運用する性質を持つので、社内基準のみによる判断より格付けという客観的指標も用いることによって説明責任を果たそうとする狙いがあります。


あとは純粋に格付会社の調査制度が非常に優れているから参考にしているといったこともあるようです。


まとめ

格付けとは、各格付け会社が独自の基準をもとに「この企業・団体ならこれくらい安心できますよ!」といった客観的評価を教えてくれるツール。


格付会社は複数あり、それぞれで異なる評価をしている場合がある。
また格付会社によって記号も違うので、最低限の知識は必要。


格付を参考にして、多くの金融機関が運用をしている。


以上です。




長期投資をする際には自分自身で調べるのはもちろんのこと、格付も参考にしましょう!


もし自分の考えと格付会社の考えに相違が見られたら、どの点が相違点を生んだのか分析するのも勉強になると思います。

もし当記事において訂正箇所などございましたら、お気軽にコメントください。


最後までお読み頂きありがとうございました😊

【参考】

https://www.r-i.co.jp/methodology_cross-sector/2018/07/methodology_cross-sector_20180731_jpn.pdf
https://www.standardandpoors.com/ja_JP/delegate/getPDF;jsessionid=7C97A4DA15EC4A9391DE2DB0616F81E4?articleId=2498373&type=COMMENTS&subType=RATING%20DEFINITION

https://www.moodys.com/sites/products/ProductAttachments/MoodysJapan/1168312.pdf

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