こんにちは。
かいです。

今回は「メルク(MRK)のスピンオフについて」というテーマで執筆します。
メルク(MRK)とは
メルク・アンド・カンパニー(英: Merck & Co.)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州に本社を置く、世界的な製薬会社です。
※Wikipediaより引用
メルクはヘルスケア・ビジネス、ライフサイエンス・ビジネス、エレクトロニクス・ビジネスの3つを主要ビジネス領域としています。
ヘルスケア・ビジネス
がん、がん免疫、不妊治療などの領域にフォーカスし、総合的なアプローチを通じて医療・健康ニーズに応えていきます。
ライフサイエンス・ビジネス
医薬品の研究開発、製造、診断などを一括して行っています。
エレクトロニクス・ビジネス
半導体、ディスプレイ、化粧品といったあらゆる商品を製造しています。
メルク(MRK)スピンオフについて
まずスピンオフについて軽く説明します。
スピンオフとは「会社の一部門を切り離し独立させること」です。
※「」内は野村證券HPより引用
例えば、通信会社の一部門であるメディア事業を独立した一つの会社として立ち上げたりです。
(参考例:AT&T)
メルク(MRK)の場合は、以下の通りです。
2021年5月7日、メルク社は、婦人科製薬事業部門を分離独立(スピンオフ)し、それに伴い、メルク株式10株につきOrganon & Co.(以下、オルガノン)の株式1株を分配することを発表しました。
当社ではオルガノン株式について株券交付とせず、交付株式を売却のうえ、金銭交付とさせていただきます。【スピンオフ比率(予定)】
メルク株式10株に対しオルガノン株式1株【課税関係】
当スピンオフによる株式分配は、非適格分割型分割となり、みなし譲渡・みなし配当、もしくは配当所得となる見込みです。
PayPay証券HPより引用
今回のスピンオフでは、メルク(MRK)10株あたり新会社オルガノンの株式1株というレートで一般口座に現物支給されます。
なお単元未満の場合は「スピンオフ メルク」という名目で現金が口座に支給されます。
私の場合
私の場合は6株保有しており単元未満でした。
そのため「スピンオフ メルク」という名目で18.23$振り込まれてました😳
スピンオフした目的
メルク(MRK)が[婦人科製薬事業部門]を独立させた目的は、がん治療薬など革新的で利益の高い薬品の開発に注力していく」ためとのことです。
革新的ながん治療薬が出来れば、株価が上がり株主にとってもいいですよね☺️
スピンオフのデメリット
ただし今回のスピンオフにもデメリットがあります。
それは『メルクが一部資産を切り離すことでがん免疫薬「キイトルーダ」への依存がさらに高ま』り、失敗した時のリスクが大きくなることです。
※『』はブルームバーグより引用
ブルームバーグの記事によると、
がん免疫療法の分野では中国のメーカーがより低価格の製品を投入しているほか、他社製品の臨床試験結果次第ではキイトルーダの優位性が奪われかねない。そうした中、メルクの戦略を巡り強気派と弱気派の論争が起きている。
と報道されています。
こうしたデメリットもあるため、賛否両論に分かれています。
ちなみに株価は現在、下落トレンドとなっています。

最後に…
良い面と悪い面がある「スピンオフ」
今回は吉と出るか、それとも、凶と出るか?🤔
メルク(MRK)の株主として、今後の動向を注目していきたいと思います‼️
【参考文献】