こんにちは。
かいです。
今回は「保険」という金融商品について紹介したいと思います。
※この記事は約8分で読み終わります。
保険とは
保険とは偶然に発生する事故(保険事故)によって生じる財産上の損失に備えて、多数の者が金銭(保険料)を出し合い、その資金によって事故が発生した者に金銭(保険金)を給付するための制度のことです。
※Wikipediaより引用
日本の保険の歴史
ここでは軽く日本の保険の歴史を紹介します。
生命保険の歴史
日本で初めて生命保険会社ができたのが1881年です。
この時できた会社が現在の明治安田生命です。
損害保険の歴史
日本で初めて損害保険会社ができたのは1879年です。
その時できた会社が東京海上日動火災保険です。

近代的な生命保険や損害保険の概念は、いずれも福沢諭吉が「西洋旅案内」という著書で紹介したそうです。
【参考文献】
損害保険の歴史 ~はじまりは海上貿易から~ | 注目記事 – 金融を目指す就活生必読のニュース・情報 | キャリタスファイナンス
保険の種類
保険には、生命保険(第一分野)・損害保険(第二分野)・医療保険(第三分野)などがあります。
第一分野
生命保険は第一分野に属し、「人の生存または死亡に関し、一定額の保険金を支払うことを約し、保険料を納める保険」といった立ち位置です。
【第一分野の保険例】
終身保険・定期保険・養老保険など
第二分野
損害保険は第二分野に属し、「一定の偶然な事故によって生ずることのある損害をてん補することを約し、保険料を納める保険」と言った立ち位置です。
【第二分野の保険例】
火災保険・自動車保険・賠償責任保険など
第三分野
第一分野と第二分野のいずれにも該当しない保険を第三分野とし、「身体の傷害、疾病および介護に関し一定額の保険金を支払うこと、または損害をてん補することを約し、保険料を納める保険」といった立ち位置をとっています。
【第三分野の保険例】
傷害保険・医療保険・がん保険・介護保険など
【参考文献】
保険ってなんだろう | 保険を学ぼう | なるほど保険ガイド(基礎編) | 東京海上日動火災保険
保険加入は必要か?!
損害保険は、その費用負担が高額となる場合加入するべきだと考えます。
(例:火災保険、自動車保険など)
では生命保険の方はどうでしょうか?!
私たちは皆リスクに備え、必ず保険に加入すべきなのでしょうか?!
結論を言うと、「人によって状況は異なるが加入する必要はあまりない!」です。
理由は下記の通りです。
②月々支払っている保険金を運用すれば、万が一の時にある程度対応できるから。
③保険は保険会社が儲かるビジネスモデルなので、そもそも割高であるから。
④そもそも万が一という不幸が起こることに掛け金を掛けること自体、若干違和感を感じるから。
日本は社会保障制度が整っているから
まず大前提として日本は社会保障制度がすごい整っています‼️
これほどの社会保障制度は世界でも稀です。
例えば国民皆保険・年金です。
これは毎月一定額を支払っていれば、実質負担額3割で医療サービスを受けられたり、老齢年金がもらえたりします。
他の国々では全額自己負担で医療サービスを受けなければならなかったりするので、そう考えると日本はとても素晴らしいシステムが導入されていると言っても過言ではないでしょう。
以上のように日本は社会保障制度がしっかりしているので、生命保険でそこまでカバーしなくても大丈夫です。
月々支払っている保険金を運用すれば、万が一の時にある程度対応できるから
保険金は契約内容によって異なりますが、多くは月々1万円台からだと思います。
その分のお金を自分で運用すれば、万が一の際に対応できる可能性が高いです。
例として毎月1万円を年率3%で30年間運用したとしましょう。
そうすると積み立てたお金は360万円なのに対し、複利の力が働いて合計で588万円となります。
【参考図】

一方で保険の場合は25年程度過ぎないと返戻率(へんれいりつ)が100%を越えないので、その間に急遽お金が必要となった場合に元本割れする可能性があります。
「返戻率」とは、支払った保険料総額に対して、将来に受け取る金額の割合のことです。
つまり100%未満の場合は、元本割れすることを意味します。
保険は保険会社が儲かるビジネスモデルなので、そもそも割高であるから
そもそも保険とはカジノみたいなものです。
保険会社が胴元となり、契約者が契約期間中に事故が起きるかどうかを賭けるビジネスモデルなので、原則保険会社が勝てるようになってます。

また裏事情ですが、保険会社の社員は高給取りです。
その原資はどこから出ているのか考えれば、自ずとわかるでしょう💦
そもそも万が一という不幸が起こることに掛け金を掛けること自体、若干違和感を感じるから
③でも説明しましたが、保険とはカジノみたいなものです。
その賭け事の内容は、「将来契約者が不幸になるかどうか」ということです。
不幸になったことにより保険金が貰えるのはありがたいですが、損害金額や気持ちの面をトータルで考えると若干マイナスか0にしかなりません。
そんな不幸になることに多額のお金をかけていること自体、不可解だと個人的に思います。
逆に保険に入った方がいい人
上記では保険は必要ないということを紹介しましたが、一方で保険に入っておいた方がいい人もいます。
そのような方々はこちらです↓
②保険事故が起こる可能性が高い人
自分が働けなることにより、親族に経済的困窮が発生する人
経済的困窮と少し難しく書いてしまいましたが、簡単に言うと「お金に困る」と言った意味です。
具体例だと結婚していて子供がいる父親や母親の人です。
子供が成人するまでは教育費など沢山かかるので、万が一のことが起きたら大変です。
資産運用で多額の資産が用意できていたら別ですが、基本的に入っておいた方がいいでしょう‼️
保険事故が起こる可能性が高い人
保険事故が起こりやすい職種としては、警察官・自衛官・消防士などです。
まぁこれらの公務員は万が一の時のために税金で手厚い保障があるので、入るかどうかについては各家庭状況によります。
まとめ
保険制度によって万が一の時に救われる!
たしかにリスクを減らすことは重要です。
しかし極端にリスクに恐れるのもどうかと思います。
自分自身の状況をしっかり分析し、「本当に必要なのか?!」ということを考えて保険加入するかどうか決めましょう‼️
この記事を読んで1人でも多くの方々の力になれれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました😊