こんにちは。
かいです。
今回は「信託銀行について」というテーマで執筆します。

まずはじめに
信託銀行を語る上で、そもそも「信託」とは何?と思う方もいると思います。
信託とは、「自分の大切な財産を、信頼できる人に託し、自分が決めた目的に沿って大切な人や自分のために運用・管理してもらう」制度のことです。
引用:一般社団法人信託協会
【参考】

出典:一般社団法人信託協会
そしてこの信託では3つの登場人物がいます。
自分の大切な財産を預ける人を委託者、信託されて財産を預かる人を受託者、運用されて得た利益を貰える人を受益者と呼びます。

出典:同上
よくあるパターンは、お金持ちの祖父母(委託者)が子や孫(受益者)のために財産を信託銀行(受託者)に預けて運用してもらい、運用で得た利益を子や孫に配分する感じです。
信託銀行とは
では本題の信託銀行とは何かについて説明します。
信託銀行とは、「銀行業務」のほかに「信託業務」と「併営業務」を行っている銀行のことです。
引用:一般社団法人信託協会
銀行業務
銀行業務は主に3つに分けられます。
それは顧客からお金を預かる「預金業務」、お金を融資する「貸付業務」、振込などに対応する「為替業務」です。
信託業務
信託業務とは、個人や法人の持つ財産(株式・不動産など)を預かり、管理・運用する業務のことです。
併営業務
併営業務では、遺言の保管や遺言執行業務などの「相続関連業務」、企業の株主の名簿を管理する業務などの「証券代行業務」、不動産の売買の「仲介業務」などを行います。
なおこの併営業務は、信託銀行等の信託兼営金融機関にのみ認められている業務です。
引用:一般社団法人信託協会
日本株を権利確定日まで保有したことのある投資家の方々だと、信託銀行から書類が送られてきているのではないのでしょうか?!🤔
ちなみに私も単元未満株のJTを持っていた時に、送られてきました笑
普通の銀行と何が違うの?
信託銀行は上記で紹介した通り、普通の銀行より業務のできる幅が広いのが特徴であり、違いとなっています‼️
【参考】

出典:一般社団法人信託協会
信託銀行の例
ここでは日本の信託銀行を紹介します。
三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行、SMBC信託銀行、野村信託銀行、日本マスタートラスト信託銀行など
他にも外資系の信託銀行もありますが、あまり我々と関係ないので割愛させていただきます。
信託銀行を利用する人
信託銀行は一般的に法人や富裕層の個人が利用します。
法人がよく利用するのは、従業員のための年金や財産形成、企業の資金調達・資産運用の手段などです。
一方富裕層の個人がよく利用するのは、遺言信託、不動産管理・売買仲介、投資信託などです。
まとめ
信託銀行は主に富裕層の個人や法人向けの銀行ですが、株式投資家の方々も「株式名簿管理」や証券会社から投資家の株を預かる「分別管理」などで常にお世話になっています。
信託銀行はできる業務の幅が広く、この記事でもまだ紹介できていないものが沢山あるので、興味を持った方はぜひ自分自身でも検索してみてください♪
【参考文献】
信託銀行とは? | 信託について | 信託協会 信託銀行とは、「銀行業務」のほかに「信託業務」と「併営業務」を行っている銀行のこと。普通の銀行では、預金や貸付などの銀行業 www.shintaku-kyokai.or.jp