こんにちは。
かいです。
今回は「日本国債はメリットが少なすぎる」というテーマで執筆します。
国債について
国債とは国家が財政上必要となった時に、国家(政府)の信用によって発行する債券証のことです。
詳しい説明は以前記事でまとめたので、そちらをご覧ください♪
【参考】
日本国債のメリット
日本国債のメリットは以下の通りです。
✅元本割れしない
✅利子が貰える
✅額面で供託できる
「元本割れしない」のと「利子が貰える」のは、一般的な国債の特徴です。
3番目記載の「額面を供託できる」とは、日本国債を買った金額をそのまま供託所に供託できるということです。
例:日本国債を10万円持っていた場合、国債を供託所に供託すると10万円を預けたのと同じ法的効果が発生する
供託について馴染みがない人が多いと思うので、供託制度について詳しく説明します。
(興味がなければ読み飛ばしてOK🙆♂️です👍)
供託とは,金銭,有価証券などを国家機関である供託所に提出して,その管理を委ね,最終的には供託所がその財産をある人に取得させることによって,一定の法律上の目的を達成しようとするために設けられている制度です。
引用:法務省
例えば10万円を払う義務がある人(債務者)が10万円を債権者に渡そうとしているのに、債権者が嫌がらせで受け取ってくれないときに供託をすることで、払ったのと同じ法律効果が発生します。
つまり供託さえすれば、悪い債権者が「遅延損害金払え!」と言っても、無効となるのです。
あと宅建の知識ですが、不動産会社は事業をするために供託をしなければなりません。(本店1000万円、支店は1つ設置ごとに500万円)
その際に現金や日本国債なら額面通りで供託できます。
こんな感じで日本国債は銀行預金より利率が高いほぼ現金とした扱いができます‼️
日本国債のデメリット
では反対にデメリットはどうなのでしょうか?!🤔
❎利率が低い
❎中途解約が制限される場合がある
❎インフレリスクに対応できない
利率が低い
日本国債は最低利率が0.05%と決まっています。
そして現在の利率はその0.05%です。
これは10万円分保有して50円しか貰えないことを意味しています。(※税金は考えないものとする)
一方で株式であれば平均3%の利率があるので、その差は60倍😳
もちろん株式は元本割れリスクはありますが、少額で運用するなら日本国債より株式の方が効率が良いです‼️
中途解約が制限される場合がある
日本国債は原則として、発行から1年以内は中途解約が不可となっています。
一方で株式は市場が開いていればいつでも売ることができます。
インフレリスクに対応できない
国債は償還されるタイミングで額面上の現金が保証されています。
しかしそれまでにインフレが進み、お金の価値が落ちていたら相対的に元本割れと同じ現象が起きます。
国債に限らず債券全般で、この「インフレリスクがある」ことは覚えておきましょう‼️
日本国債での運用が向いている人
日本国債での運用が向いている人は以下の通りです。
✅資産をたくさん持っている人
✅元本割れリスクのある商品を保有しにくい人(高齢の方)
✅損をしたくない人
私のブログをお読みいただいている方々の大半は、おそらく『元本割れリスクを承知の上で高利回りで運用したい』と思っていることでしょう。
そういう方には日本国債はメリットが少なすぎてオススメできません🤣
最後に
日本国債はメリットよりデメリットの方が多いのが事実です。
しかしリスク許容度などの観点から購入して運用する方が良い人もいます。
自分がどちらに当てはまるのかこの記事を機に検討してみてはいかがでしょうか?😃